次なるトレンド?ギーの魅力について
2017年4月20日 iBスタッフ 0 Comments
カリフォルニアからこんにちわ。
まだ日本ではあまり馴染みがないかもしれない「ギー(Ghee)」
ギーはインド料理には欠かせないオイルですが、
最近はインド料理だけでなく、健康志向の人はバターの代わりにギーを
料理や飲み物(例のバターコーヒー)に入れて使っており
アメリカでは、コストコ(COSTCO)でバケツのようなギーも売られるほど
かなり一般的になりつつあります。
ギーとは?
ギーは、澄ましバター(Clarified Butter)とか精製バターとも呼ばれています。
乳固形成分が取り除かれており、乳糖やカゼインが少なく、
乳糖でおなかを壊しやすい人や牛乳にアレルギーがある人でも
比較的安心して使えるというメリットがあります。
また、通常のバターよりも発煙点が高く、バターよりも長持ちする利点もあります。
※発煙点とは、油を火にかけて煙が出る温度。煙点に達すると、風味や栄養成分が損なわれるので、煙点が高い油は炒め物に適しています。
栄養価の高いギー
ギーは短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、共益リノール酸(CLA)を多く含みます。
特に、グラスフェッドバターから作られるギーはCLAが多いそうです。
短鎖脂肪酸はデトックス効果がありお腹の健康に役立ち、抗炎症作用もあります。
中鎖脂肪酸はエネルギーに変換され、脂肪の燃焼に役立ちます。
これはココナッツオイルと同じですね!
そしてCLAはコレステロールや血圧を下げ、体脂肪も落とすので
ダイエットの味方になる脂肪酸です。
他にも、ビタミンA、D、Eといった脂溶性ビタミンも豊富です。
これらのベネフィットを知ってからは、カレーを作るとき以外にも
積極的にギーを使っています。
味はバターほどのバター味はしません。ココナッツオイルはココナッツの味がきついので
苦手な人も多かったかも・・・でもギーはそこまでバター味しませんから
一度、お試しいただきたい!
日本ではスーパーで簡単に手に入らないかもしれませんので
是非、ご自分で手作りしてみてはいかがでしょうか!
ということで、下記にギーに作り方をご紹介します。
ギーの作り方
【ギーの作り方】
材料:
無塩バター 500g、できればオーガニック、グラスフェッドバターが良いです。
作り方:
1.バターを四角くカットしてフライパンに入れます。
2.中火でバターを溶かし、煮詰めます。
3.10~15分煮詰めます。泡が出てきて、パチパチと音がしだします。これは、バターから水分が蒸発するときに出る音です。パチパチ音がなくなってくると再び泡状になりますので、こうなったら完了。
溶けたバターはゴールデンカラーをしています。
フライパンの底には赤茶色の固形物がたまっています。これは、バターに含まれていたたんぱく質です。
4.2~3分冷まします。チーズクロスやクッキングペーパーを使って濾します。
5.ギーは室温でも冷蔵庫でも保存可能です。室温なら1か月くらい。
是非、手作りのギーも楽しんでみて下さいね。